今朝の瞑想ちゅうの、
感じとったヒントとインスピレーションは
パルス(脈)ノート、 “響き”、コラージュ。
でした・・*
最近出会ったとても無垢であたたかく、でも繊細で、
同時におおらかな魅力と不思議な力をもつ女性が
描いている絵をみせてもらう機会がありました。
彼女は 自然など、とても大きな存在からの「感覚」を絵にしていて
でも絵を“描いている”のではなく
受けとる波動を
“響かせて”いるのだと話していた・・*
それはとても静かで精妙な作業で
自身の想いや感情が入ってしまうと途端にでっぱってしまう、
その想いが入らないよう、自分が受け取る自然を
忠実に丁寧に響かせているそうなのです。
なんて美しく神聖な手作業なのだろう、と感激しました・・・
彼女とは初めて会った時、
「時」というものについて、毎瞬が生まれては失われ、
生まれては失われを繰り返しながら
その中で消えないもの、記憶にのこる無形のものの美しさの価値について
びっくりするほど共感、共鳴してまって
まるで鏡のように感じられた時を過ごしました*
その彼女の”響かせる”という作業について、感覚について
わたしは深く腑に落ちていて、
そして新しい芽を感じずにはいられなかった、
彼女はひとつの絵を完成させるのに1年もかかってしまう、
でも自分は言葉というのはあまり得意でない、うまく表現できない、
だからわたしは絵という表現に出会ってとても幸せになった、
自然と通じている感覚もあり、それは祈りでもあり
自分にとってその時間はとても大切な時と作業である、と話してくれました。
この会話はものすごく素敵なきっかけでした・・*
わたしはむかし、コラージュを作っていた時代があって
音楽家ARAKI Shinさんにお声がけいただいて、
アルバムのアートブックのコラージュ制作を担当させてもらったことがありました。
音楽はもちろん、審美眼とセンスを尊敬しているARAKIさんの5年ぶりのアルバム制作ということで
本当に感激し、打ち合わせを重ねながら丁寧に作り上げてリリースしたのが「Prayer」でした。
この作品群にはとても思い入れがあるものの、
わたし自身のこれまでのある種、憂いを帯びていた時代が集約されたものとも言えるもので
このリリースの頃から本格的にアーユルヴェーダの道へ入っていき、
どっぷりヴェーダの勉強をする日々で、死生観や、感覚がとても変わっていき、
そしてインプットに必死に生きているうちに
「自分の内」にあるものを表現したいという気持ちよりも
「誰かの心」を見えるように解明したいという気持ちが優って
すっかりコラージュという制作からは離れてしまっていました。
ですが
最近ARAKIさんのプロデュースしたリードオルガンの伊藤園子さんのアルバム「Reed Organ Hymns」が発売されたことをきっかけに
ARAKIさんと再会し、
「またコラージュは作らないの?楽しみにしているよ」という言葉をかけてもらったり
CDにサインを求められるシーンや感想をもらう機会に触れたことがあり、
そして絵を描いている彼女から聞かせてもらった
“響かせて制作している”という言葉が ものすごくしっくりきてしまって
わたしの中のなにかが動いた感じがありました・・*
わたしもやっと「生きる感覚」を何回りもして、
ヴェーダの中に見てきた真実や、世界の中の構造やエネルギー的に視えるようになった無形の美しいもの、
そして脈に触れて感じる微細なものたち・・
そんな感覚を、またコラージュというかたちで
“響かせる”という もっとも しっくりくる方法で
もしかしたらまた再開できるかもしれない、という気になってきました。
それはどんなものを作れるか まだ手も動かしていないので
未知だし 自信もないけれど
今までのそれとはまた違うかたちとして
新しいかたちの
ちいさな芽を育てることができるかもしれない、という気が少ししてきたところです。。*
来年は、なにかとても「ひらいて」いく感じがするなあ、と
思っているです*
ARAKI Shin 「Prayer」
収録作品
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